WordPressブロックエディタ講座 vol.3「リスト」

2025.09.26

文章を読みやすく整理するには、「リスト」の活用が効果的です。
リストを使うことで

といったメリットがあります。

今回は、WordPressのブロックエディタを使った「リストブロック」の使い方について解説します。

リストとは

リストは、文章を箇条書きにして整理できる機能です。順序を表現することもできます。
段落で文章を並べるだけだと情報が散らばって見にくくなりますが、リストを使えば要点を整理でき、読む人に伝わりやすくなります。

たとえば次のような場面で効果的です。

「・(中黒)」や「1. 2.」と番号を入力すれば見た目はリスト風になりますが、システム上は単なる文字として扱われてしまいます。一方、リストブロックを使うと、項目が自動でそろい、追加や削除が簡単にできます。検索エンジンや読み上げソフトでも正しく認識されるので安心です。

リストの種類

リストには、「順序なしリスト」と「順序付きリスト」の2種類があります。

順序なしリスト

順番に意味はなく、ただ項目を並べるときに使います。

(例)買い物リスト

  • りんご
  • キャベツ
  • トマト
  • 牛乳

順序付きリスト

手順や優先順位など、順番が重要なときに使います。

(例)料理の手順

  1. 野菜を洗う
  2. 野菜を切る
  3. 鍋に水を入れて火にかける
  4. 野菜を鍋に入れて煮る

リストの階層化

リストは一段下げて項目を整理することもできます。これを「入れ子構造」と呼びます。「大きなまとまり」と「その中の細かい内容」に分けて見せることができて便利です。

リストブロックの使い方

1. ブロックを追加

  1. 画面左上または入力エリア右の「+(ブロック追加)」クリックし、「リスト」を選択します。
  2. 一覧から「リスト」を選択すると見出しブロックが挿入されます。

2. 項目の入力

項目となるテキストを入力します。
項目を追加する際は「Enter」キーを押すと、新しいリスト項目を入力できるようになります
また、「Enter」キーを2回連続して押すとリストの編集を解除できます。

3. リストの種類を変更

ツールバーから箇条書きリストと番号付きリストの切り替えを行うことができます。

  1. ツールバーをクリック
  2. 「順序なしリスト」「順序付きリスト」ボタンで切り替え

4. リストを入れ子構造にする

対象のリスト項目を選択し、ツールバーの「インデント」ボタンをクリックします。

まとめ

リストは、単に箇条書きにするためのものではなく、情報を整理し、読む人に分かりやすく伝えるための大切な要素です。
WordPressのブロックエディタでは、リストの追加や種類の切り替え、階層化が簡単に行えるため、使い方を意識するだけで読みやすさが大きく向上します。

記事を作成する際は、「情報の整理の仕方」に気を配ることで、より伝わりやすいページをつくることができます。ぜひご活用ください。

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